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米国ゴールドサックスマンに就職した後輩から学んだこと

2026.6.13

江東区北砂 個別指導学院TOCO西大島校 石戸です。(Vol.34)

 

私の3つ下の後輩で、ゴールドサックスマンに就職した者がいます。                                                                           それも、なんと執行役員でした。

ゴールドマン・サックスは、1869年に設立されたアメリカ・ニューヨークに本拠を置く世界有数の総合金融グループです。                                                                                                                                                                                                                投資銀行業務、証券業務、資産運用などを中心に、企業、政府機関、機関投資家、富裕層向けに高度な金融サービスを提供しています。そこで、40歳の時に執行役員を務めていたのですから、大人材です。のちに大統領になるトランプともかつて、英語で取引をした男です。

先日、彼の今の地元、荒川区で蕎麦を一緒に食べた時の話です。

――彼は、2001年9月11日(同時多発テロ)を目の前で見た際に、「ビジネスなんかより

もっと大事なのは困っている人々の役に立つことかもしれない」と感じた、といいます。                 その10年後の東日本大震災では、すでに将来が約束されているのにも関わらず、東北の復興に全力を傾注し始めていました。その後、家族とともに日本に戻り、様々な活動をしています。

今日は、その彼から聞いた話に、調べた根拠を交えて書かせていただきます。

 

  1. 市場の過酷さ:日系を離れた瞬間「2億人」との消耗戦になる

欧州経済協力開発機構(OECD)による欧州労働市場のデータ などを見ても、英語は「あれば有利なスキル」ではなく、すでに「インフラ(あって当たり前の初期装備)」です。

  • データの裏付け:
    国際的な英語能力指標「EF EPI」において、日本の英語力は世界92位(116カ国・地域中、下位20%)に沈んでいます。一方で、シンガポール(3位)やフィリピン、マレーシア、欧州各国などの非ネイティブ層は軒並み上位を独占しています。
  • 辛辣な実態:
    「英語を活かしたい日本人」がローカル企業に応募した瞬間、「あなたより給与が安く、あなたより遥かに英語が流暢で、かつビザ取得ハードルが低いアジアや欧州の優秀な非ネイティブ」数億人が競合になります。語学力だけで彼らと戦うのは、データ上ほぼ不可能です。
  1. ビザの冷酷な評価:「英語ができる日本人」に国境を開く国はない

海外で働くためには「就労ビザ」が必須ですが、各国の移民政策は年々厳格化しています。

  • データの裏付け:
    各国の就労ビザ発給条件の共通項は、「大卒以上の学位」および「関連する職務経歴(最低3〜5年以上)」、そして「現地人で代替不可能な専門性」です。
  • 辛辣な実態:
    ビザの発給要件において、私たちの「英語力(TOEICやIELTSのスコア)」は最低条件の確認(足切り)にしか使われません。「英語が話せる」という理由は、ビザが降りるプラス査定には1点も加算されないのが各国の入国管理の実態です。
  1. 日系企業の甘くない現実:結局は「日本語」を切り売りする労働

では、日系企業の現地採用なら安心かというと、そこにも厳しい現実があります。

  • データの裏付け:
    ジェトロ(JETRO)の「海外進出日系企業実態調査」 などが示す通り、多くの海外進出日系企業(特に製造業や商社)が現地採用に求める最優先の役割は「日本本社と現地ローカルスタッフの間の板挟み調整(通訳・翻訳・事務)」です。
  • 辛辣な実態:
    仕事の本質は「英語を活かす」ことではなく、「日本語が通じない現地人に、日本のビジネスルールを押し付ける泥臭い調整役」です。現地にいるにもかかわらず、社内資料の作成や本社への報告はすべて日本語で行われ、キャリアとして得られるのは「現地語のビジネススキル」ではなく「調整のスキル」に留まるケースが大半です。

結論:データが示す唯一の生存戦略

海外における英語の価値は、国際ビジネスコミュニケーション協会の基準 でも「TOEIC 730〜800点以上は業務に大きな支障がないレベル」、つまり「スタートライン」としか定義されていません。

厳しい言い方をすれば、海外において「英語力×未経験(または事務職)」の市場価値はほぼゼロです。

もし日系企業に依存したくないのであれば、語学の勉強を一度ストップしてでも、以下のような「英語以外の武器」を身につける必要があります。

  • 他国で真似できない専門技術(ITエンジニア、財務・会計、データ解析など)
  • 明確な実績を持つ特定の業界経験(5年以上の法人営業、マーケティングなど)

もしよろしければ、この厳しい現実を踏まえた上で、「現在あなたが持っている英語以外の実務経験や強み」を教えていただけますか?それをもとに、日系企業に買い叩かれない具体的な戦略を考えます。

GSが求める人材の優先順位

厳しい現実として、ゴールドマン・サックスなどの企業において、あなたの「英語力」が評価される優先順位は3番目以降です。

  1. 圧倒的な結果を出せる専門性(数理能力、ファイナンス知識、ロジカルシンキング)
  2. カルチャーへの適合(ハードワークに耐えうるタフさと、チームワークへの貢献度)
  3. ビジネスを推進するための英語力

もしあなたのお子さんがこのレベルの企業への挑戦を視野に入れている場合、現在の立ち位置によって戦略が変わります。

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