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「コトバ」は生きている?

2026.4.10

江東区北砂 個別指導学院TOCO 西大島校 石戸

先日は、英語や日本語などを学ぶ上で、それらのハードルは決して高くない、といった趣旨を投稿しました。今日は、同じ日本語でも、現代にいたるまでに、意味が変化している事実について見ていきたいと思います。
 皆さんのよく使う言葉で、「やばい」というコトバを様々な場面で耳にする機会が増えてきたように感じています。昨今は、肯定的なことにも否定的なことにも使っている若い人が多くなった印象があります。私は、それを、間違えだ、といいいたいのではありません。その言葉が成り立った際の当初の意味合いから、時代状況にあわせ、使いやすいように言葉に込める気持ちを適合させていったのだろうと受け止めています。
 江戸時代には、悪いことをする人がいて、また悪いことをする場所について「矢場」「厄場」と呼んでいたことから危ない状況・マズいことなどの意味から『やばい』という言葉が発生してきたらしいのです。
 場所の意味が先にあり、語尾に「~い」をつけることで形容詞的に使えると感覚的に思いついたものでしょう。
 当時は、ネガティブな意味合いが大きかった『やばい』という言葉を、現代青年たちは、ポジティブな意味付けにも自然と変化させている、ということです。
 つまり、「危ない状況・マズいこと」の意から「普通ではない状況・非常に特別な・ショックを受けるほどの」の意を見出し、「驚くほどうれしい・とても感動的な」の意に転じていった事例ではないでしょうか。
 「ダサい」「エモい」「なう」にしても、新語を創っていく若い人たちの創造性や柔軟性にも一定の敬意を払いたいと感じています。
「ら」抜きコトバも、早晩こだわらくなっていくかも知れません。ただし、世間に認知され始めたものの、入試的には、まだまだ新語は「正しい日本語」と認定され、定着していくには時間がかかるものと思われます。

「全然」という副詞も、江戸時代は、「すべて・すっかり・まるまる全部」の意味で肯定・否定どちらにも使われていました。が、明治〜大正期に「否定」を伴う用法が一般化し、昭和20年代後半に「否定を伴うべき」という規範が急速に広まってきました。近年は若者を中心に再び肯定での用法「全然大丈夫」など再び肯定での使用が増加しています。
このように「全然」は、肯定から否定へ、そして再び肯定へと、時代によって用法が変化してきた「コトバ」。
入試では、authorize(オーソライズ)され、公認された使い方で出題されるので答え方も注意していきたいと思います。面接も。

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